感覚あそび「センサリープレイ」は、色々な素材を用いて触覚、味覚、嗅覚、聴覚、視覚で楽しむ子どもの遊びです。
家の中にあるものを使って五感に刺激を与えながら、感覚や知覚が育ちます。
こんにちは、Tamakiです。sensory playは、海外では、「hands-on activities」体験型アクティビティの一つです。触覚、視覚、嗅覚、聴覚、味覚、そして運動やバランス感覚を駆使して、子どもの探求心を刺激する遊びです。
感覚遊び・sensory play(センサリープレイ)とは?
sensory playは、sensory(感覚) + play(遊び)は、子どもが空だ全体の感覚を使って楽しむ遊びです。
例えば、手を使って握ったり、丸めたり引っ張ったり押したりしながら物の状態の変化を楽しみます。
ぎゅっぎゅっと押したり、刻んだり、つまんだり、こねたりすることで、手や指先の細かい筋肉、(英語では「fine motor skills」と言う)を動かすことで指や手の力を発達させると同時に脳にも刺激を与えます。
感覚遊び(センサリープレイ)には、いろいろな素材が組み込まれた絵本やおもちゃがたくさんありますが、身近な素材を使ってできる子どもたちが大好きな楽しい遊びがたくさんあります。
おもちゃでは、洋服は汚れませんが、感覚遊び(センサリープレイ)は、洋服が汚れたり、周りがぐちゃぐちゃになってしまうことも多くあります。ぐちゃぐちゃごちゃごちゃは、子供にとってとても楽しい経験になるので大人は暖かく見守ってあげましょう。
感覚遊び・sensory play(センサリープレイ) の効果とは?
生まれてから3歳になるころまでに、ものすごいスピードで成長する子どもたちにとって、感覚遊びは、子どもの成長や発達を促すための様々な機会を与えます。
子どもたちは、自分の手を使って探求し、毎日の新しい経験によって周りの世界について学び、成長していきますが、その過程で膨大な量の情報を取り込み、無意識のうちに分析し記憶として残していくのです。
感覚を刺激する遊びセンサリープレイでは、子どもたちは、以下のようなことを学んでいます。、
- 言葉の発達を促す(感じたことを表現する)
- 算数のコンセプトを学ぶ(数える、計る)
- 想像しながら遊ぶ(ごっこ遊び)
- 生活するうえで必要なスキルを学ぶ(見つける、覚える、創造する)
- 指先の細かい運動(つかむ、握る、はなすなど筋肉の発達)
- 感覚学習(感触、におい、味、音、イメージ)
- 自分をコントロールすることを学ぶ
このように自分に興味のあることを五感をフル稼働させながら探究し、新しい発見をし、それを記憶し、新しいやり方を作り出すなど、生活するうえで必要なスキルを学ぶのに役立ちます。
感覚遊び・sensory play(センサリープレイ) おすすめアイデア
小さいお子さんは、なんでも口に入れて確認したがるので窒息の危険がないように、常にお子さんの安全を確保しましょう。ここで紹介するセンサリープレイの対象年齢は、2歳以上となっています。
1.室内用砂遊び Kinetic sand(キネティックサンド)
室内で手軽に砂遊びが楽しめる人気の感覚遊びの素材。粘土と砂の中間のような性質で周りを汚しにくく、指先を使い独特の質感を感じることで脳への刺激を促す学習用おもちゃ。私が経営するプリスクールでも子供たちが夢中になって遊びます。
テーブルとセットになっている砂遊びセットもあるのでおうち遊びに重宝します。海に行ったと昨日ように砂だらけになるのでは?と心配される方も多いと思いますが、普通の砂と違い、周りを汚しにくく細かくまとまりやすいです。粘土と砂の中間のような質感なので片付けやすいです。ただしあくまで砂なので細かい粒が周り散らかる恐れもあります。シートを引いてそのうえで遊ぶなど事前準備をお忘れなく。
子どもたちに大人気、不思議な砂「キネティックサンド」と「サンドテーブル」のセット
2.Ocean Animal Sensory Bins 海の動物の感覚遊び
洗面器やプラスチックのおもちゃ箱などに水とバブルバス用の石鹸を入れて泡立てる。プラスチック製の魚、イルカ、サメ、クジラなど海洋動物のおもちゃや石、貝がらなど色々な素材を入れる。
子どもが嫌がったら無理にやらせないで、大人がお手本を見せてあげて真似するように促してあげましょう。近くに乾いたタオルの用意も忘れずに!
海外の子育てママたちに人気の感覚遊びセット
3.Cream Sensory Bin シェービングクリームの感覚遊び
とても簡単に準備ができる感覚遊びです。
準備する物
- 洗面器やプラスチックのおもちゃ箱
- シェービングクリーム
- 青い食紅
- 割りばしなどかき混ぜるための道具
- 海の生き物などのおもちゃ
洗面器やプラスチックのおもちゃ箱などにシェービングクリームを敷き詰めます。シェービングクリームを出すのを一緒にやらせてあげたら子どもは最高に喜ぶでしょう。
青い食紅で白いシェービングクリームにところどころ色付けして変化を楽しみます。
海の生き物を入れて遊びます。
シェービングクリームを洗面器ごと凍らせてみて変化を楽しみます。
実際に手で触って体験することでお子さんの創造力を育みます。
4.Math Sensory Activity 算数の概念を学ぶ
数を数えたり、重さをはかったりすることで算数の基礎を学びます。
数を数えたり形を認識する活動で、将来学ぶ算数の概念を学びます。
準備する物:
- 小豆
- 小麦粉
- 器
- 計量カップ
- 軽量スプーン
- 洗面器
- シェービングクリーム
- 米や豆を容器にいれてスプーンですくってカウンティング
- 小麦粉の重さをはかる
- 水や泡などの重さや量を肌で感じて違いを学ぶ
5.Water Bead Sensory Bag ウィータービーズバック
ジッパーバックに水で膨らむぷよぷよビーズを入れてビーズが動く感覚を楽しみます。。
準備する物:
ウォータービーズを水でもどしてジッパーバックに詰めます。
余分な空気を抜いて袋の中はウx-タービーズだけにします。
中のビーズが外に出ないように袋を透明テープで頑丈にとめたら出来上がり!
6.Shape Sorting 色や形を分ける遊び
同じ形を集めたり、物を比較することで繰り返しのパターンを認識するあそびは、数を学ぶ最初のステップとなります。
準備する物:
- ジェリービーンズ
- 小皿
- スプーン
4種類のカラフルなシェープを色分けしたり同じ種類にあつめる知育玩具。手指の発達も促します。
プリスクールで子供たちが遊んだsensory play(センサリープレイ)
7.Ramps and Cars 車のスロープ遊び
必要な材料
- ダンボール製スロープ3個
- アルミホイル
- 紙やすり
- プチプチ
- ミニカーやおもちゃのトラック
遊び方
- アルミホイル、紙やすり、プチプチ、段ボールなど様々な素材で覆われた段ボール製スロープの表面を触らせ、滑らか、荒い、でこぼこ、しわがある、滑りやすいなどの説明をします。
- 車をテストして、それぞれの表面でどれだけうまく転がるかを確認する。fast、slow、quicklyなどの単語を使う。
- 時間が許せば、スロープの高さを変えて、再び車をテストする。
*子供たちが様々な素材を触って感じ、素材の違いがスピードにどのように影響するかを見る(原因と結果)
* センサリープレイ(感覚的遊び)とクリティカルシンキング(批判的な思考)のアクティビティです。
8.Texture Egg Hunt センサリーエッグハント
必要な材料
- バスケット
- プラスチックエッグ
- ポンポン
- ボタン
- ラメ
- 好きな素材
プラスチックエッグを色々な素材で覆います。
ポンポンやボタン、ラメなど違った素材で覆われた卵は、触ったときにの感触も違います。
遊び方
- 色々な素材で覆われたテクスチャーエッグを部屋の中に隠す
- 子どもに写真を見せて、卵を探してもらう。
- すべての卵が見つかったら、子供たちに写真との照合をさせる
- 子供たちに卵を触らせてどんな感覚か表現させる
子供が集中して楽しめるsensory play(センサリープレイ) は、家の中の身近なものを使って簡単に遊べます。是非ご自宅での遊びの中に取り入れて、パパやママも創造的な感覚あそびをお子さんと一緒に楽しみましょう。
まとめ
感覚遊び(センサリープレイ)は、体のすべての感覚を働かせて子どもたちが将来色々な出来事に柔軟に対応できるようになるためのスキルを身につける方法ともいえます。
家の中にある身近なものを作って手作りしたり、感覚遊びに特化したおもちゃもたくさんあります。
ネットでSensory Playと検索すると海外の子どもたちが取り入れている遊び方もたくさん見つけられます。子どもたちの五感を刺激する感覚遊び(センサリープレイ)をステイホームのおうちアクティビティに取り入れてはいかがでしょうか?
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